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香典返しにお菓子を選ぶ際のタブーを解説!選び方やおすすめのお菓子も併せてご紹介

「香典返しって何を渡せばよいの?」
「お菓子がよく選ばれるって聞くけど、何でも渡してよいのかな?」
「香典返しにおすすめのお菓子が知りたい」
上記のように、香典返しについて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

 

本記事では、香典返しにお菓子ギフトが選ばれる理由やお菓子選びにおけるタブー、お菓子を選ぶ適切な方法についてなどを解説します。

 

本記事を読むことで、香典返しのお菓子におけるタブーやマナーについて理解でき、贈る相手に失礼とならないよう贈り物を手配することができます。また、香典返しにおすすめのお菓子も紹介するため、お菓子選びに困った方でもスムーズに選ぶことが可能でしょう。

 

香典返しのお菓子選びに悩んでいる方は、ぜひこの記事を最後までチェックしてみてください。

 
 

香典返しにお菓子が人気の理由

葬儀や法要における香典返しには、消えてなくなる「消えもの」が一般的に選ばれています。不祝儀をあとに残さないという意味が込められており、食べたり、使ったりしてなくなる消耗品が人気です。

 

消えものの例にはキッチンラップや洗剤、食べ物の贈り物が該当しますが、中でもお菓子を贈り物として購入する方が多いとされています。お菓子が選ばれる理由は、たくさんの種類から相手の好みに合わせて選ぶことができるためです。

 

また、お菓子のギフトは食べるとなくなるため、贈られた側が罪悪感なく受け取りやすいことから、贈る相手に気を遣わせないといった点も人気の理由に挙げられます。

香典返しにお菓子を選ぶ際のタブーとは?

香典返しとして渡すお菓子を選ぶ際は、どのようなことに注意すればよいかご存じでしょうか。

 

香典返しは、葬儀や法要を終えた際に、香典やお供えに対するお礼としてお渡しするものであるため、場に応じたお菓子を選ぶ必要があります。

 

ここからは香典返しのお菓子を選ぶ際に、タブーとして認識されていることを3つ紹介します。

派手な包装や高額商品

香典返しのお菓子の包装は、派手なものや高額の商品は控えたほうがよいでしょう。葬儀のような厳粛かつ故人を偲(しの)ぶ場では、華美な見た目や縁起物がモチーフとなった贈り物は適さないためです。

 

もし故人が好んでいた商品の見た目が派手で、それをどうしても贈りたい場合は、落ち着いた包装紙や、のしに変更できないかどうかを店舗に確認してみてください。

 

また、香典返しの商品は、いただいた品の3分の1から半額以下が目安とされています。香典の額によって香典返しの内容を変更できるようにしておくと、相手に負担を感じさせないでしょう。

香りが強いお菓子

香典返しには、香りの強いお菓子を避けるのが無難です。

 

シナモンやジンジャーといったスパイスやハーブを使った香りの強いお菓子は、好みが分かれる点から受け取った相手が気に入らない可能性があります。また、他の品と同封する場合に匂い移りしてしまう可能性もあるため、相手にとって不快とならないものを選びましょう。

崩れやすいお菓子

香典返しでは配送中の損壊を考慮し、崩れやすいお菓子は避けた方がよいとされています。

 

特に、遠方への配送となる場合は、耐久性のあるお菓子を選ぶか、もしくは箱の中が揺れないような状態の品を選ぶようにしましょう。

 

葬儀に参列された方が、帰宅後に気持ちよく食べられるように配慮することが大切です。

香典返しに適したお菓子の選び方

香典返しのお菓子を選ぶ際、贈った相手に喜んでもらえるよう、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

 

例えば、贈った相手が好きなタイミングで消費できるよう賞味期限が長いものを選んだり、持ち運びやすいものを贈って相手に負担をかけないなど、配慮すべき要点は様々あります。

 

香典返しのお菓子を選ぶ前に、以下で紹介する4つのポイントをしっかり把握しておきましょう。

年齢層に合わせて選ぶ

香典返しをする際は、上品で落ち着いたデザインの包装を心がけつつ、年齢層に合わせて選ぶことが大切です。

 

お菓子の贈り物である場合、全員に同じものを贈ることはマナー違反ではありません。しかし比較的、年配の方は和菓子を好み、若い方は洋菓子を好む傾向にあるといわれているため、贈る相手の年齢を考慮するとよいでしょう。

 

もし、相手とは親しい間柄で好みを熟知している場合は、相手が好きなお菓子を贈るのもおすすめです。

季節感を大切にする

法要の時期に合わせ、季節感のあるお菓子を選ぶことも大切です。

 

例えば、夏には清涼感のあるゼリーや水羊羹、冬には温かいお茶と相性がよい焼き菓子が喜ばれるでしょう。受け取った相手がどのような状況下で食べるかを考慮して、香典返しのお菓子ギフトを選ぶことがおすすめです。

 

また、季節に応じたお菓子を贈ることで、特別な雰囲気を作り出せます。

日持ちするものを選ぶ

香典返しとして贈るお菓子は、日持ちするものを選ぶとよいでしょう。個包装のお菓子であれば日持ちするものが多いため、特におすすめです。

 

賞味期限の短い商品を贈ってしまうと、早く消費しなければと会葬の参列者を焦らせてしまいます。弔事から少し落ち着いた後でも食べられるよう、傷みにくく日持ちするものを選びましょう。

重いもの、大きいものは避ける

香典返しの贈り物は、重かったりかさばったりするものは避けるほうが望ましいです。持ち運びが容易なものを選ぶようにしましょう。

 

遠方から訪れた方もいるため、重みがあったり大きなものは持ち帰る際に負担となってしまいます。特に電車を利用して来た参列者が、大きな袋に入った香典返しを提げて電車に乗ると、周りの乗客への迷惑にも繋がる可能性があります。

香典返しにおすすめなお菓子3選

香典返しのお菓子選びについてマナーを理解しても、どのようなお菓子を選べばよいか分からないという方もいるでしょう。

 

ここからは、香典返しにおすすめのお菓子を3つ紹介します。以下で紹介するお菓子は、いずれも賞味期限が長く、幅広い年代に喜ばれやすい洋菓子が中心です。素材や見た目にもこだわった商品ばかりのため、ぜひ参考にしてみてください。

果実たっぷり ふじ林檎のケーキ

自家製のカラメルシロップに漬け込んだふじ林檎をたっぷり使用し、しっとりと焼き上げた生地に、くるみの食感がアクセントとなっています。シャキシャキとした林檎の食感と、林檎本来の風味も魅力です。

 

常温保存が可能で、出荷日より賞味期間40日以上の商品であることから、香典返しに喜ばれる商品の1つです。また、個包装になっており、分けて配る場合にも活用できます。

内容量 内容 金額(税込)
8個 果実たっぷり ふじ林檎ケーキ8個 1,080円
12個 果実たっぷり ふじ林檎ケーキ12個 1,620円
 

実栗

甘くまろやかな和栗ペーストを練り込んだフィナンシェ生地に、芳ばしい自家製のキャラメルを閉じ込めた焼き菓子です。栗のフォルムをしており、味だけでなく見た目の可愛らしさにもこだわりを感じさせる一品となっています。

 

常温での保存が可能で、出荷日より賞味期間30日以上の商品が発送されるため、香典返しにおすすめです。

内容量 内容 金額(税込)
4個 丹波撰菓 実栗4個 1,253円
8個 丹波撰菓 実栗8個 2,398円
12個 丹波撰菓 実栗12個 3,543円
 

丹波黒豆サブレ

丹波産黒豆を生地に混ぜ、香ばしく焼き上げたサブレはサクサクとした食感で人気です。丹波産黒豆は、古来より朝廷に献上されていた丹波の有名な農作物に挙げられています。漆黒の艶に大きな粒感、香りがよい点も特徴です。

 

常温の配送が可能であり、出荷日より賞味期間30日以上の商品であるため、香典返しにぴったりです。

内容量 内容 金額(税込)
8個 丹波黒豆サブレ8個 1,188円
16個 丹波黒豆サブレ16個 2,376円
 

香典返しのマナーを守って適切なお菓子を贈ろう

ここまで、香典返しを選ぶポイントやおすすめのお菓子を紹介してきました。

 

香典返しは、消えものと呼ばれる消耗品が人気です。特に、渡す相手によって商品を選べるお菓子の贈り物がおすすめです。

 

ただし、香典返しのお菓子は、葬儀や法要の場に相応しいものを選ぶ必要があります。派手なものや持ち運びしづらいものはタブーとされているため、注意してください。

 

香典返しのマナーを守り、贈る相手に応じたお菓子を選ぶようにしましょう。